スペクトラム出版社 - ケルト神話:古代の神々と伝説のガイド
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書名: ケルト神話:古代の神々と伝説のガイド
著者: ミランダ・オルドハウス=グリーン
翻訳: 倉嶋 雅人
序文: 日本語版序文 井村君江
仕様: 四六判 190 X 130 X 22 mm 上製あじろ綴
本文: 280頁
定価: 2400円(本体)
ISBN 978-4-902082-23-4 C0098 ¥2400E
発売日: 2018年7月18日
出版社: スペクトラム出版社
  
内容紹介:
   魔法の怪物、英雄的な戦士、ラブストーリーなどさまざまな要素で構成される ケルト神話は、長い間多くの読者を魅了してきた。ウェールズとアイルランドの 中世文学として書き記されたこれらの伝説は、はるか昔から吟唱詩人によって伝 承されてきた。ミランダ・オルドハウス=グリーンは、中世写本、芸術作品、碑 文などを材料に、ケルト人の世界とその神話を巧みに織り上げている。
   アイルランドの英雄「クー・ホリン」、試練を乗り越えて幸福な結婚を勝ち得 たウェールズの恋人「キルッフとオルウェン」、妻とその愛人によって裏切られ る「スェウの悲劇」、アーサー王とその騎士たちによる「聖杯探究」など、本書 を繰れば、これらケルトの超自然の物語に次々に出会うことになる。
   本書は、英雄、怪物、女性たち、置かれた環境、異界といったウェールズやア イルランドの神話を詳細に語ると同時に、神話はいかにして、誰によって継承さ れたかを論じ、またキリスト教化されたヨーロッパで、神話がいかに生き延び、 後世にどのような影響を及ぼしたのかも検討している。
   本書は、過去の物質文化や考古学などにも精通した著者による、読者への贈り物である。

著者
ミランダ・オルドハウス=グリーン Miranda Aldhouse-Green
英国ウェールズ、カーディフにあるユニヴァーシティ・オブ・ウェールズ・ カ レッジ付属「文化・考古学・宗教・伝記文学」大学院センター長、教授(考古学) を経て、現在、ウェールズのカーディフ大学名誉教授。専門は鉄器時代のシャー マニズムと考古学。ケルトの歴史や文化につ いて数多くの著作を発表している。
著書―『ケルトの神々』1986、『ケルト神話・伝説事典』1992、邦訳・井村君江 監訳、東京書籍、2006、『ケルトの神話』1993、市川裕見子訳、丸善ブックス、 1997、『ケルトの女神― 戦士、乙女、母』1996、『図説ドルイド』1997、邦訳・ 井村君江監訳、東京書籍、2000、他。

翻訳者
倉嶋 雅人 くらしま・まさと
編集者、翻訳家、非常勤講師。1955年、長野県大町市生まれ。早稲田大学第一文 学部フランス文学科卒業。東京書籍株式会社で編集者を務め、2015年退社。現在、 早稲田大学エクステンションセンターで「バラの文化史」、名古屋・中日文化セ ンターと東京・毎日文化センターで「ケルトの歴史と文化」の講座をもつ。 訳 書―『ケルト歴史地図』ジョン・ヘイウッド著、井村君江監訳、 東京書籍、2003、 『ケルトの木の知恵』ジェーン・ギフォード著、井村君江監訳、東京書籍、2003、 他4点。

カバー裏表紙より
現代の読者に贈る、ケルトの神話・伝説を解説した理想的な案内書 ダーナ神族らアイルランドの神々、恐るべき魔族フォモール、最高神ダグザ、戦 争の怒りと死の女神モリガン、アルスターの超人的英雄クー・ホリン、その英雄 の宿敵コナハトのメイヴ、ウェールズの巨人王ブランとその妹ブランウェン、ア ルベルスの領主プイス、その妻で馬の女神リアンノン、誕生時にさらわれた彼ら の息子プレデリ、花で創られた妻ブロダイウェズに裏切られるスェウ・スァウ・ ゲフェス、苦難の末に幸福な結婚を勝ち取るキルッフとオルウェン、アーサー王 とその騎士たち、不思議な力をもつドルイドたち、聖杯と魔法の大釜、魔術的怪 物たち、聖なる品々、遺跡、風景の資料画像など、テーマ別・ジャンル別に詳細 解説

目次
日本語版序文  井村 君江
序 章 ケルト人の世界――時間、場所、物的証拠
第一章 語られる言葉――神話の創造
第二章 神話を紡ぐ者
第三章 アイルランドの過剰なる霊
第四章 魔法の地 ウェールズ
第五章 勝者の分け前――神話の英雄
第六章 魔法の動物と苛立つ存在
第七章 危険な関係――怪物的な女性たち
第八章 大地と水――霊の逆巻く世界
第九章 天国と地獄――楽園と地下世界
終 章 異教とキリスト教――神話の変容