| |
|
内容紹介・推薦 |
|
アスペルガー症候群と自閉スペクトラム症(ASD)についての認識や理解が進むにつれ、自分が自閉症スペクトラムに入ると気づいて正式な診断を求める成人が増えています。本書は成人期にASDの診断を受けるプロセスについて、また、プラス面やマイナス面とその後の影響について論じています。
|
|
本書は、診断までの道のりで起こり得る各段階をおおまかに説明しながら、当事者が自分のアスペルガー的な特徴に気づいたときや診断前評価や診断を求めるときに経験する可能性のあることのほか、抑うつや怒りから安堵や自己受容まで、診断を受けたときによく見られる反応について述べています。また、個人の経験を基にしたアドバイスや専門家へのインタビューを実践的なガイダンスと織り交ぜ、家族や友人や雇用主に打ち明けるべきか、いつ打ち明けるべきか、適切なサポートを求めるにはどうしたらよいか、そして診断によって得た自覚を幸せに未来を生きるためにどのように活かしたらよいかについて論じています。
|
| |
|
「本書は過去の経験や自分自身を理解するうえで役立ち、未来への指針となってくれます。診断を受けて間もない当事者、その家族、臨床家は、本書の記載やアドバイスを貴重に思うことでしょう。」
|
|
トニー・アトウッド博士(オーストラリア、Minds & Heart Clinic、臨床心理士、『The Complete Guide to Asperger's Syndrome』著者)
|
| |
|
「あなたがASDの必要条件を満たしているなら、この本は自己発見のためのタイムリーで正確な情報源となります。私がASDを突き止めるまでの旅の途上でこの情報の宝庫に出会えていたらどんなによかったことか! この成人向けの重要なガイドブックは単刀直入に書かれています。正しい扉をすべて開けてくれる可能性があるのです。」
|
|
ウェン・ローソン(心理学者、カウンセラー、ソーシャルワーカー、作家、自閉症支援者)
|
| |
|
日本でも成人の発達障害が広く知られるようになってきましたが、壮年期を過ぎて診断されるケースはまだあまり取り上げられていません。本書はアイデンティティの面からアスペルガー症候群の診断について論じた初めての本ではないかと思います。
|
|
河瀬 真那 (本書、 訳者あとがきより)
|